〜これは正義か悪事か〜
1603年 風魔小太郎が処刑された。
その真相を誰も知らない・・・・
今から400年前の東京
まだ江戸と呼ばれていた時代
天下を平定した徳川家康は急ピッチでこの首都建設を進めていた。
その一方で、戦なき世に役割を終えた多くの忍達は生きる場所を失い、食うに困り、
その忍の術を用いて盗賊団へと成り下がっていった。
幕府はただちに忍盗賊の捕縛に乗り出すが、摩訶不思議な術を使う彼らを前になすすべがなかった。
窮地に追いやられた幕府は三人の男達に白羽の矢を立てる。
彼らこそ、日ノ本最強と歌われた元・風魔忍者
鳶沢甚内(とびさわ・じんない)
庄司甚内(しょうじ・じんない)
高坂甚内(こうさか・じんない)
人呼んで、江戸の三甚内である。
毒は毒をもって制す。忍は忍を持って制す
彼らは公儀・忍盗賊改め方
世にいう「忍殺し」である・・・